現役フラット35受付担当からみた目線で気になった金融機関をHPや電話等で確認し、”正直に評価した”レポートです。
どうも現役フラット35受付担当の「B」です。
詳しくはプロフィールへ。
今回は”ファミリーライフサービスのフラット35”を調査したレポートを紹介したいと思います。
それでは現役フラット35受付担当からみた”私の評価”をみていってください。
ファミリーライフサービスの評価
| 金利 | フラット35の金利。機構の最低水準に合わせていれば★5 |
| 手数料 | フラット35の事務手数料が低いか高いかで判断 |
| 商品性 | フラット35以外の商品の多さで判断 |
| サービス（特典） | フラット35を借りたときのサービスの有無。多さで判断。 |
| わかりやすさ | フラット35の対面での説明ができるか。担当が付くかなどで判断。 |
★は18個！
まー★の数が多ければいいってわけじゃないんで気を付けて。
私がこのように★をつけた理由をコンパクトに解説しますね。
フラット35の金利
住宅金融支援機構が毎月発表しているフラット35の金利の最低水準に合わせているため★5個。
フラット35の手数料
事務手数料は1.88％（税込み）。平均の事務手数料(2.2%)を下回っていたため★3個。
フラット35以外の商品性
パッケージローン・つなぎローン・保証型・リノベ・フラット50などなど。
どんな案件でも受付けられる商品性になっているため★5個
リノベはHPでは確認できませんでしたが、電話確認を行ったところ受付可能とのことでした。
サービス（特典）
ファミリーライフサービスのHPを確認する限り、独自の特典はなさそうなので★1個
わかりやすさ
WEBの申込はなさそうなので、基本的にはどこかのお店に申込むことになります。
対面での説明が可能なため★4個。
店舗数の少ないことが、ちょっと減点したところ。
ファミリーライフサービスの商品・金利・手数料 一覧
ファミリーライフサービスの商品・金利・手数料の一覧です。
利用者の多いメインの商品をピックアップして表にまとめています。
| 項目 | 商品名 | 金利（12月） | 手数料（税込） |
|---|---|---|---|
| 買取型 | フラット35 | 1.91％ | 1.88％ |
| 保証型 | U-80 | 1.82％ | 2.1％ |
| パッケージ | アシスト35 | 2.805％ | 1.1％ |
| つなぎ | つなぎローン | 2.700％ | 9万9千 |
表の金利条件は「この条件で借りるひとが多いだろうな」っと思う金利にしています。
金利引下げ制度は物件や地域によって利用の有無がわかれるため「利用なし」にしています。
そして、ここから先はそれぞれの商品のコメントです。
ファミリーライフサービス・フラット35
ファミリーライフサービス・フラット35の金利は、住宅金融支援機構（以下：機構）の提示している最低水準に合わせているため一般的な金利です。
ファミリーライフサービス・フラット35の手数料は1.88％（税込）と平均よりやや低めです。
わたしの知る限り、手数料は2.2％が一般的。
金融機関の中には手数料を1％代にしているところもあります。
フラット35に関する申込条件などは下の関連記事”フラット35とは”を参考にしてください。
ファミリーライフサービス・フラット35 保証型
ファミリーライフサービスはフラット35【保証型 U-80】と【保証型 U-90】という商品を用意しています。
自己資金がどれだけだせるかで、どの商品を利用できるかが決まります。
保証型の手数料は2.1％（税込）。一般的な手数料（2.2％）より若干低めな設定。
| 保証型 | 自己資金の割合 | 金利（12月） |
|---|---|---|
| U-80 | 20％以上 | 1.82％ |
| U-90 | 10％以上 | 1.86％ |
【保証型の金利について】
- 固定金利
- 一般団信加入
- 金利引下げ制度の利用なし
ファミリーライフサービス・フラット35 保証型の注意点
ファミリーライフサービスのフラット35（保証型）の注意点は選ぶ商品や年収によって返済負担率が異なるところです。
| 保証型 | 年収400万円未満 | 年収400万円以上 |
|---|---|---|
| U-80 | 30%以下 | 35%以下 |
| U-90 | 20%以下 | 20%以下 |
簡単にいうとU-90を利用する場合、U-80より融資額の上限が減ることを意味しています。
もしをU-90を利用したくても、お金が足りないときは保証型ではなく、フラット35（買取型）を検討しましょう！
ちょっと金利上がるけど…
ファミリーライフサービス・アシスト35
ファミリーライフサービス・アシスト35は、パッケージローンといいフラット35とセットで申込む商品です。
フラット35は基本的には資金計画の90％までしか借りられません。
90％以上借りたいひとはアシスト35を使って申込むことがオススメされています。
ファミリーライフサービス・アシスト35の金利は中程度です。
3社で比較してみましょう。
| アルヒ | ファミリーライフサービス | SBIネット銀行 |
|---|---|---|
| 3.24％ | 2.805％ | 1.75％ |
それぞれ団信込みでの金利で比較しています。
ファミリーライフサービス・アシスト35は団信の有無で金利がかわらないため、加入しておくことがオススメです。
ファミリーライフサービス・アシスト35の手数料は1.1％（税込）です。
ファミリーライフサービス・つなぎローン
ファミリーライフサービスのつなぎローンは、下のようなときに使う商品です。
- 土地を買ってから家を建てる（注文住宅など）
- リフォーム資金と合わせて中古住宅を買う（リフォーム一体型）
フラット35は家が完成するまで融資ができない。
だからつなぎローンを使って、さきに土地や中古住宅の購入資金にあててほしい。
無料じゃないので、つなぎローンの融資金額・利息・手数料はフラット35の融資のときに清算。といった具合です。
ファミリーライフサービスのつなぎローンの金利は、前にレポートしたオリックス・クレジットより高かったです。
手数料は9万9千円（税込）で一般的（11万）より低めな価格です。
ファミリーライフサービスのメリット
ファミリーライフサービスのメリットを3つあげてみます。
- 「フラット35」と「住信SBIネット銀行の住宅ローン」の同時申込が可能
- 対面受付でわかりやすい
- どんな案件でも受付可能な商品性の多さ
ファミリーライフサービスのデメリット
ファミリーライフサービスのデメリットを3つあげてみます。
- 手数料がやや高い
- 店舗数が少ない
- WEB申込がない
ファミリーライフサービス おすすめな人
ファミリーライフサービスがオススメなひとを紹介します。
- 飯田産業グループの物件を検討中
- フルローン（100％融資）を希望
- つなぎローンを利用予定
ファミリーライフサービス おすすめできない人
ファミリーライフサービスがオススメできないひとを紹介します。
- 近くに店舗がない
- 手数料が高いと感じる
- 普段忙しくWEBで申込みたい
このようなひとはWEBで申込できて、手数料が安いネット銀行系の金融機関がオススメです。
たとえば楽天銀行や住信SBIネット銀行などです。
ファミリーライフサービス・フラット35 審査について
ファミリーライフサービス・フラット35には事前審査と本審査の2つの審査があります。
事前審査
事前審査は不動産屋またはファミリーライフサービスが受付け。
事前審査の必要書類を揃えて、審査開始。
不備などがなければ、だいたい1～2営業日で結果が不動産屋または本人に報告されるでしょう。
スピードに関しては、不動産屋や金融機関の担当次第で申込人への報告は変わります。
事前審査の結果については下の関連記事をご参照ください。
本審査
つづきまして本審査の説明です。
本審査は事前審査と同様に申込書に必要事項を記入。
本審査の必要書類をととのえてから本審査がスタート。
本審査中はこのような流れで審査がすすみます。
フラット35 手続きの流れ
フラット35の一般的な事前審査から決済までの手続きの流れの一例を見ていきましょう。
- 事前審査
- 本審査
- 売買契約
- 金消契約（住宅ローンの契約）
- 決済
ザックリいうとこんな具合です。
売買契約は売主によって本審査のまえに契約してくれるところもあります。
フラット35の流れについて詳細は下の関連記事をご参照ください。
おわりに
ファミリーライフサービスのフラット35について私からみた”正直な評価”をお伝えしました。
ちなみにファミリーライフサービスは飯田グループHDの傘下として有名です。
そのため飯田グループの物件を購入予定のひとは、ファミリーライフサービスの紹介を受けることが多いでしょう。
金利や手数料、商品性はそこまで悪くないので、下のようなひとは検討してもよいと思います。
- 飯田産業グループの物件を検討中
- フルローン（100％融資）を希望
- つなぎローンを利用予定
以上が現役担当レポートです。
ほかにもフラット35に関する記事をたくさん用意しています。
ぜひ見てってください。
よりフラット35について知りたいひとは下の人気記事も参考にどおぞ。
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