【フラット35】事前審査の”留保”どういう意味?結果について解説

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こんなひとに見てほしい
  • フラット35を検討中
  • 事前審査で留保だった
  • 留保ってなに?

どうも現役フラット35受付担当の「B」です

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フラット35の事前審査には3種類の結果があります。

それは”承認・留保(りゅうほ)・不承認”の3つです。

それぞれ何を意味するのでしょう。

まずこの3つの結果を聞いて気になることは「留保ってどういう意味??」だと思います。

どんなときに”承認・留保・不承認”になるのか、理由や対策をわたしなりにアドバイスします。

3つの結果を順番に見ていきましょう。

注意点

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事前審査の”承認”とは

事前審査の”承認”とは、ぜひ本審査へお進みくださいということ。

フラット35の事前審査の承認について、あまり気になるひとはいないかなっと思います。

しかしひとえに承認といわれても、どんなときに承認なのか?気になりませんか。

そしてその承認はあてになるのか?

このあたりを深掘りしたいと思います。

どんなときに承認なのか?

どんなときにフラット35の事前審査は承認になりやすいのでしょうか。

こんなとき承認になりやすい

さきにスコアリング審査については下の記事をご参照ください。

ほとんどの金融機関が事前審査では申込人の信用情報を確認し、申込内容をスコアリング(点数化)して、機械が結果をだしています。

信用に問題がなく、点数も高ければ”承認”となるという仕組みです。

(まれに機構のスコアリング審査をせずに独自審査で回答をする金融機関もあるようです。)

おいおい、機械が結果を出しているなんて信用度ゼロじゃないか!

そう思うひともいるかもしれません。次の「承認はあてになるのか」で説明します。

承認はあてになるのか?

事前審査の承認は基本的には、あてになる。

わたし自身、受付担当をしていて承認をあてにしています。

しかし下の3つが重要だと思っています。

  • どこに申込んだか
  • だれが受付けたか
  • 正確に申込めたか

よくない事前審査をしてしまうと、あてにならなくなってしまう可能性が高まります。

事前審査”承認”があてになるかどうかの詳細は下の関連記事をご参照ください。

事前審査の”留保(りゅうほ)”とは

事前審査の”留保”とは、本審査に進んでいただき、細かく審査をさせてくださいということ。

本記事の本題にはいっていきたいと思います。

留保については下の項目にわけて解説していきます。

  • どういうときに留保なのか
  • 留保のまま本審査へすすんでもいいのか
  • 留保から承認にする方法

どんなときに留保なのか?

どんなときに留保になりやすいのでしょう。

こんなとき留保になりやすい
  • 信用情報に問題(異動)がない
  • 機構のスコアリング審査(機械審査)の点数が低い
  • スーパーホワイト
  • フラット35の本審査で落ちた経験がある
  • 金融機関や機構の取扱停止業者を利用

それぞれ理由を簡単に解説します。

信用情報に問題(異動)がない

留保は信用情報に問題(異動)がない証拠です。

なぜなら信用情報に問題(異動)があるときは留保ではなく「不承認」になるためです。

機構のスコアリング審査(機械審査)の点数が低い

留保はスコアリング審査の点数が低いときになりやすいです。

スコアリング審査は申込内容(申込人の情報、物件情報、資金計画)などを点数化し総合評価で結果がでてきます。

承認まで点数がいかなかったひとが留保という結果になりやすいです。

スーパーホワイト

スーパーホワイトとは信用情報になにも情報が載っていないひとのことを指します。

クレジットカードを作ったことがない人や、携帯の分割払いを利用したことのない人に多いですね。

信用情報がうまく取得できていないと判断されて、留保になりやすいと思っています。

最近ではだいぶ稀ですが、心当たりのあるかたはクレジットカードを一枚作るのも一つの手ですね。

フラット35の本審査で落ちた経験がある

過去にフラット35の本審査で不承認になったひとも、留保になりやすいです。

機構に名前が登録され、機械的に留保になるように設定されているようです。

金融機関や機構の取扱停止業者を利用

受付金融機関や機構はそれぞれ取扱停止業者を設定しています。

あやしい業者や問題のおこった業者を登録しているんですね。

もし売主や仲介が取扱停止業者に登録されているときは、留保」という回答になりやすいです。

運が悪いケースですね。

留保のまま本審査へすすんでもいいのか?

事前審査の留保のまま本審査へ進むことはなるべく避けるべき。

留保の意味が「本審査に進んでいただき、細かく審査をさせてください」なので、そのまま本審査へ進みたくなりがちですが、ちょっと待ったです。

留保のまま進むともれなく、本審査のときに機構の慎重審査になる確率が高くなります。

慎重審査については下の関連記事をご参照ください。

慎重審査にメリットはなく、デメリットのみです。

慎重審査のデメリット
  • 確認事項や追加書類の増加
  • 審査期間の長期化
  • 落ちる確率UP

簡単にいうと審査に苦戦するっていうことですね。

したがって留保の内容のまま本審査へ進むことはあまりオススメしません。

留保から承認にする対策方法

留保から承認にする対策方法は、申込内容を変更し高得点を狙う。

もし機構のスコアリング審査(機械審査)の点数が低くて、留保となっている場合は申込内容を変更してみましょう。

たとえば配偶者や親など親族のひとと収入合算をし、審査年収を上げるなどを検討するのも一つの手です。

申込内容の総合的な判断なので物件資金計画を変更することで承認をとれる可能性もあります。

承認になりやすい物件の特徴は下の関連記事をご参照ください。

承認になりやすい資金計画は下の関連記事をご参照ください。

  • スーパーホワイトなひとはクレジットカード(クレヒス)を作ってみよう!
  • 複数の不動産会社(売主や仲介)を利用して取引停止業者リスクを減らそう!
  • 過去に本審査で落ちたひとは理由を改善できるなら本審査を再チャレンジ!

事前審査の”不承認”とは

事前審査の”不承認”とは、今回の申込内容では本審査へ進めませんということ。

不承認はガッカリする結果だと思いますが、場合によっては承認になる可能性はまだあります。

どういうときに不承認になるのか、不承認になってしまった場合どうしたらいいのかを見ていきましょう。

どんなときに不承認なのか?

どんなときに不承認になりやすいのしょうか。

こんなときに不承認になりやすい

ちなみに金融機関の裁量によってほかの理由で、不承認を出すところもあるかもしれません。

わたしが受付ている金融機関では、こんなときに不承認となることが一般的です。

不承認から承認になる対策方法はあるのか?

不承認から承認にすることは可能なのか。不承認になりやすい3つの対策方法を考えてみたいと思います。

信用情報に異動がのっている

信用情報に異動がのっているひとは異動が消えるまで待つしかありません。

またはフラット35を諦めて、不動産担保ローンなど他のローンを利用する手もあります。

金利が高いのと自己資金が2~3割程度必要となる商品が多いのが主なデメリットですね。

申込人の属性より不動産の担保力のみで融資をしてくれます。

信用情報にのる支払いを直近で延滞している

信用情報にのる支払いを直近で延滞しているときは対策できます。

まずは延滞している借入や割賦をしっかり支払い、信用情報が更新されることです。

支払ったあと信用情報が更新されるまでは、1~2ヵ月ほどかかると思います。

信用情報が更新されてから、再チャレンジしてみましょう。

CICを取得すると、直近での延滞が更新されているかがわかります。

機構のスコアリング審査の点数が低い

機構のスコアリング審査の点数が低いときは、申込内容を変更して再チャレンジしてみましょう。

信用情報に異動がついてなかったり、直近で延滞をしていなければ点数が低くて不承認になっているかもしれません。

留保の対策方法とおなじように、申込内容の総合的な点数をあげることで承認に近づけるでしょう。

点数を上げるために参考にしてもらいたい関連記事を下に並べておきます。ぜひご参照ください。

おさらい

フラット35の事前審査の”留保”どういう意味かや、3つの結果について解説をさせていただきました。

おさらいということで、要点だけをピックアップします。

承認についての要点です。

事前審査の”承認”とは、ぜひ本審査へお進みくださいということ。

こんなとき承認になりやすい

事前審査の承認は基本的には、あてになる。

留保についての要点です。

事前審査の”留保”とは、本審査に進んでいただき、細かく審査をさせてくださいということ。

こんなとき留保になりやすい
  • 信用情報に問題(異動)がない
  • 機構のスコアリング審査(機械審査)の点数が低い
  • スーパーホワイト
  • フラット35の本審査で落ちた経験がある
  • 金融機関や機構の取扱停止業者を利用

事前審査の留保のまま本審査へ進むことはなるべく避けるべき。

留保から承認にする対策方法は、申込内容を変更し高得点を狙う。

不承認についての要点です。

事前審査の”不承認”とは、今回の申込内容では本審査へ進めませんということ。

こんなときに不承認になりやすい

事前審査の結果についての気になることは解消できたでしょうか。

留保は決してよい結果ではないので、できれば対策をして事前審査で承認をとりたいところですね。

よりフラット35について知りたいひとは下の人気記事も参考にどおぞ。

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