※【記事更新】2024年1月の金利へ修正。
どうも現役フラット35受付担当の「B」です
詳しくはプロフィールへ
今回は”オリックス・クレジット フラット35”の現役担当レポートを紹介したいと思います。
訳があってオリックス・クレジットには詳しく、項目が多くなってしまいました。
オリックス銀行ではないのでご注意。
それでは現役フラット35受付担当からみた”正直な評価”をみていってください。
オリックス・クレジットの”正直な評価”
オリックス・クレジットはピースの又吉さんがイメージキャラクターをつとめています。
ほかの金融機関は女性タレントの起用が目立ちますが、ユーモアもありながら知性的な落ち着いたイメージでいきたいっといった具合でしょうか。
わたしてきには又吉さんの起用を有りだと思ってますね。
前置きはさておき、受付担当からみたオリックス・クレジットの正直な評価をお伝えしましょう。
金利 | フラット35の金利。機構の最低水準に合わせていれば★5 |
手数料 | フラット35の事務手数料が低いか高いかで判断 |
商品性 | フラット35以外の商品の多さで判断 |
サービス(特典) | フラット35を借りたときのサービスの有無。多さで判断。 |
わかりやすさ | フラット35の対面での説明ができるか。担当が付くかなどで判断。 |
★は17個!
まー★の数が多ければいいってわけじゃないんで気を付けて。
私がこのように★をつけた理由をコンパクトに解説しますね。
金利
住宅金融支援機構が毎月発表しているフラット35の金利の最低水準に合わせているため★5個。
手数料
手数料は一般的な2.2%のため★2個。
商品性
パッケージローン・つなぎローン・保証型・リノベ・フラット50などなど。
どんな案件でも受付けられる商品性になっているため★5個
サービス(特典)
今のところ火災保険の紹介くらいなので★1個
わかりやすさ
WEBサービスを用意おらず、基本的に不動産屋を通してオリックスの代理店や直営店を紹介してもらうかたちです。
希望すれば、対面でのわかりやすい説明が受けられるため★4個。
店舗数などはHPで公開されていないため、近くに店舗なない可能性があることが原点ポイント。
オリックスの商品・金利・手数料 一覧
オリックスの商品・金利・手数料の一覧です。
利用者の多いメインの商品をピックアップして表にまとめています。
項目 | 商品名 | 金利(1月) | 手数料(税込) |
---|---|---|---|
買取型 | フラット35 | 1.87% | 2.2% |
保証型 | 融資率80%以下 | 1.75% | 2.2% |
パッケージ | ONE | 2.90% | 2.2% |
つなぎ | つなぎローン | 2.475% | 11万 |
表の金利条件は「この条件で借りるひとが多いだろうな」っと思う金利にしています。
金利引下げ制度は物件や地域によって利用の有無がわかれるため「利用なし」にしています。
そして、ここから先はそれぞれの商品のコメントです。
オリックス・フラット35
オリックス・フラット35の金利は、住宅金融支援機構(以下:機構)の提示している最低水準に合わせているため一般的な金利です。
オリックス・フラット35の手数料(2.2%)は一般的です。決して安いほうではないです。
金融機関の中には手数料を1%代にしているところもあります。
フラット35に関する申込条件などは下の関連記事”フラット35とは”を参考にしてください。
オリックス・フラット35 保証型
オリックス・クレジットはオリックス・フラット35(保証型)という商品を用意しています。
オリックスのフラット35(保証型)は融資率50%以下~融資率90%まであります。
自己資金がどれだけだせるかで、どの商品を利用できるかが決まります。
手数料はどの商品も一緒で2.2%(税込)。フラット35と同様に一般的です。
融資率 | 自己資金の割合 | 金利(1月) |
---|---|---|
50%以下 | 50%以上 | 1.69% |
60%以下 | 40%以上 | 1.72% |
70%以下 | 30%以上 | 1.73% |
80%以下 | 20%以上 | 1.75% |
90%以下 | 10%以上 | 1.77% |
オリックス・フラット35 保証型の注意点
オリックスのフラット35(保証型)の注意点は融資率や年収によって返済負担率が異なるところです。
融資率 | 年収400万円未満 | 年収400万円以上 |
---|---|---|
50%以下~80%以下 | 30%以下 | 35%以下 |
90%以下 | 20%以下 | 20%以下 |
簡単にいうと融資率90%以下を利用する場合、融資率50%以下~80%以下よりお金を借りられる上限が減ることを意味しています。
もし融資率90%以下を利用したくても、お金が足りないときは保証型ではなく、フラット35(買取型)を検討しましょう!
ちょっと金利上がるけど…
オリックス・フラット35 ONE
オリックス・フラット35ONEは、フラット35とセットで申込む商品です。
フラット35は基本的には資金計画の90%までしか借りられません。
90%以上借りたいひとはONEを使って申込むことがオススメされています。
オリックス・フラット35ONEの金利は高くもなく低くもない中程度です。
わかりやすい3社で比較してみましょう。
アルヒ | オリックス | SBIネット銀行 |
---|---|---|
3.24% | 2.90% | 1.75% |
それぞれ団信込みでの金利で比較してみました。
低いところよりは高く、高いところよりは低いといった具合ですね。
オリックス・フラット35ONEの手数料は2.2%です。
こちらの手数料もフラット35と同様に一般的な設定となっています。
オリックス・フラット35 つなぎローン
オリックス・フラット35つなぎローンは、下のようなときに使う商品です。
- 土地を買ってから家を建てる(注文住宅など)
- リフォーム資金と合わせて中古住宅を買う(リフォーム一体型)
フラット35は家が完成するまで融資ができない。
だからつなぎローンを使って、さきに土地や中古住宅の購入資金にあててほしい。
無料じゃないので、つなぎローンの融資金額・利息・手数料はフラット35の融資のときに清算ね。
といった具合です。
つなぎローンは取扱っている金融機関は以外と少ない印象です。
オリックス・フラット35つなぎローンの金利は、わりと低いほうでした。
手数料はほとんどが11万(税込)にしているため一般的な価格です。
オリックス・クレジットのデメリット
オリックス・クレジットのデメリットを3つ紹介します。
- 手数料は安くない
- 店舗紹介がHPにない
- WEB申込がない
オリックス・クレジットのメリット
オリックス・クレジットのメリットを3つ紹介します。
- 知名度が高く安心感がある
- 対面受付でわかりやすい
- 審査に通りやすい
オリックスの特典(独自サービス)
今のところ目立った特典や独自サービスはなさそうですね。
強いていうなら、火災保険の紹介くらいでしょうか。
大手の保険会社と提携しているなら、いくらか安く加入できるかもしれません。
オリックス・フラット35 おすすめな人
オリックス・フラット35がオススメなひとを紹介します。
- 対面でわかりやすいほうがいい
- フルローン(100%)で借りたい
- つなぎローンを利用予定
オリックス・フラット35 おすすめできない人
オリックス・フラット35がオススメできないひとを紹介します。
- せっかく利用するなら何か特典が欲しい
- WEB申込で手数料を安くすませたい
手数料が気になるひとはWEBで申込できて、手数料が安いネット銀行系の金融機関がオススメです。
たとえば楽天銀行やSBIネット銀行などです。
オリックス・フラット35 審査について
オリックス・フラット35には事前審査と本審査の2つの審査があります。
まずは事前審査から見ていきましょう。
事前審査
事前審査は基本的に不動産屋を通して、申込用紙に必要事項を記入。
事前審査の必要書類を揃えて、不動産屋が審査に出すことがほとんどです。
不備などがなければ、だいたい1~2営業日で結果が不動産屋へ報告されるでしょう。
このスピードに関しては、不動産屋や金融機関の担当次第で申込人への報告は変わりますね。
事前審査の結果については下の関連記事をご参照ください。
本審査
つづきまして本審査の説明です。
本審査は不動産屋が受付けるパターンと金融機関の担当が受付けるパターンがあります。
事前審査と同様に申込書に必要事項を記入。
本審査の必要書類をととのえてから本審査がスタート。
本審査中はこのような流れで審査がすすみます。
オリックス・フラット35 手続きの流れ
オリックス・フラット35の事前審査から決済までの手続きの流れを見ていきましょう。
- 事前審査
- 本審査
- 売買契約
- 金消契約(住宅ローンの契約)
- 決済
ザックリいうとこんな具合です。
売買契約は売主によって本審査のまえに契約してくれるところもあります。
フラット35の流れについて詳細は下の関連記事をご参照ください。
おわりに
オリックス・クレジットのフラット35について受付担当からみた”正直な評価”をお伝えしました。
フラット35のなかでは良くも悪くも平均的な金融機関ですね。なにか特典があると嬉しいところですけどね。
しかし下のようなひとはオリックス・フラット35を検討してもいいと思います。
- 対面でわかりやすいほうがいい
- フルローン(100%)で借りたい
- つなぎ融資を利用予定
ここまでが受付担当レポートです。
ほかにもフラット35に関する記事をたくさん用意しています。
ぜひ見てってください。
コメント