フラット35では9割以下が、なぜオススメされるのか?|理由はたった2つ

フラット35

どうも現役フラット35受付担当の「B」です。

詳しくはプロフィールへ。

本記事はフラット35の9割以下が、なぜオススメされるのかについて知りたいひとはもちろんのこと。

フルローンを組みたいひとや、なるべくお得にフルローンを組みたい、フルローンを組むときのオススメの金融機関を知りたいひとに対しても向いている記事だと思います。

ぜひ住宅購入の参考にしていただければと思います。

注意点
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9割以下がオススメされる理由①:金利が低い

フラット35は9割以下の商品のほうが、低い金利で借りられます。

なにと比べて低い金利で借りられるか見ていきましょう。

フラット35には”9割超”が存在する

実はフラット35では(利用率がかなり低いですが)、9割超の商品が存在します。

したがってフラット35でフルローンまで組むことは可能です。

しかしこの商品がオススメされない理由は、金利の高さです。

9割以下の金利と比べて、約0.15%ほど高いです。

0.15%の差がどれくらい”毎月の返済額”と”総返済額”に違いがあるのかシュミレーションしてみましょう。

シュミレーション

以下の条件でシュミレーションしたいと思います。

シュミレーションの条件
  • 借入金額:3000万
  • 借入期間:35年
  • 金利(9割以下):1.85%
  • 金利(9割超):2.00%

金利(9割以下)

金利(9割以下)が1.85%のときの、上の条件で計算した毎月の返済額と総返済額です。

毎月の返済額97,000円
総返済額40,775,000円
※千円以下は切捨て

金利(9割超)

金利(9割超)が2.00%のときの、上の条件で計算した毎月の返済額と総返済額です。

毎月の返済額99,000円
総返済額41,739,000円
※千円以下は切捨て

今回のシュミレーションの差額

金利(9割以下)が1.85%と金利(9割超)が2.00%のときの返済額の差は以下の通りになりました。

毎月の返済額の差額2,000円
総返済額の差額964,000円
※千円以下は切捨て

毎月は2,000円で対した差に見えなくても、35年間の総返済額にすると”約100万円”近く変わるんですね!!

今回のシュミレーションの結果の通り、0.15%でも35年間の総返済額はかなり変わってきます。

そのためフラット35の9割以下がオススメされるというわけです。

9割以下がオススメされる理由②:審査に通りやすい

フラット35は9割以下の商品のほうが、審査が通りやすいです。

なにと比べて審査に通りやすいかというと、上のブロックと同様に”9割超の商品”と比べてとなります。

証拠はあるんですか!証拠は!?

証拠は次の画像をご覧ください。

携帯では画像が見にくいかもしれません。拡大できるひとはスワイプ等で大きくしてみてください。

9割超 厳しくなるエビデンス 画像
機構HPから文章を抜粋

上の画像は住宅金融支援機構(以下:機構)のHPより抜粋した文章です。

記載内容を要約すると「9割超は9割以下より慎重に審査しまっせ」になります。

機構の慎重審査はとても厳しいため、なるべく避けたほうがいいです。

したがって慎重審査になりにくい9割以下の商品がオススメされるというわけです。

そしたらフラット35でフルローンは諦めたほうがよさそうね…

ビー
ビー

できれば1割程度の自己資金が出せたほうがいいですが、諦めるにはまだ早いですよ。

続きをご覧ください。

フラット35で残りの1割も借りたいとき

ここまでフラット35を利用する場合は9割以下がオススメと伝えてきました。

しかし所要資金が3,000万だったときの、1割は300万…

「100万くらいなら出せるけど」っというひとも、少なくないはずです。

そんなときにピッタリなのが”パッケージローン”です。

フラット35の9割超を使わずに、フルローンまで借りることができる商品です。

パッケージローン

パッケージローンとはフラット35の9割以下とセットで申込む商品です。

セットで申込むことで、フルローンまで借りることを実現しています。

フラット35は固定金利ですが、パッケージローンは変動金利の商品が一般的です。

結局パッケージローン使ったら9割超になるから、審査が厳しくなるんちゃうの?

ビー
ビー

そこはご安心ください。

パッケージローンで借入額が増えても、審査基準は9割以下の基準でみてくれます。

パッケージローンは各金融機関の独自商品のため、金融機関によって商品名・金利・手数料などがバラバラです。

ここでは参考までにパッケージローン利用時のおすすめ3社をピックアップしてみます。

パッケージローン おすすめ金融機関

住信SBIネット銀行

おすすめポイント
  • 金利が低い
  • 団信が手厚い

2023年12月時点での金利は、1.75%。

そして団信は、金利上乗せなしで一般団信と全疾病を付保してくれるという太っ腹具合。

健康状態によっては、パッケージローンを利用できないひともいるみたいなので、不安なひとは要確認ですね。

楽天銀行

おすすめポイント
  • 金利が低い
  • 手数料が安い

2023年12月時点での金利は、1.82%(団信込み)。

楽天銀行は団信加入の有無を選べるため、不加入でいいというひとは1.62%(団信なし)。

団信なしにすれば、住信SBIネット銀行より金利は低くなりますね。

手数料は2.2%(税込)が一般的ですが、返済用口座を楽天銀行にすれば1.1%(税込)になるサービスがあります。

初期費用も抑えられます。

みずほ銀行

おすすめポイント
  • 手数料が無料

2023年12月時点での金利は、2.725%。

上の2社と比べると金利は高いです。

しかし逆をいうと上の2社が突出して低いだけであり、全体的にみると悪くない金利設定だと私は思います。

そしてみずほ銀行の最大のメリットは、パッケージローンの手数料が無料なこと。

初期費用をとにかく抑えたいひとは検討の余地があるかもしれませんね。

まとめ

この記事ではフラット35の9割以下がなぜ一般的に利用されているのかについて解説しました。

下の理由は2つでしたね。

  1. 金利が低い
  2. 審査に通りやすい

金利は低いほうがいいに決まっていますし、審査には通らないと家は買えないですからオススメされるというわけです。

このフラット35ブログでは、他にもフラット35に関する記事を多数ご用意しています。

ぜひ住宅購入のさいにお役立てください。

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