フラット35に通りやすいひとの7つの特徴|いくつあてはまる?

フラット35

こんなひとに見てほしい
  • 自分が通りやすいか知りたい
  • どんなひとが通りやすいか知りたい
  • フラット35を検討中

どうも現役フラット35受付担当の「B」です

詳しくはプロフィール

住宅ローンは多くのひとが住宅購入のさいに利用するサービスですよね。

だから自分も簡単に審査に通ると思っていたら、意外にも通らず焦っているひともいるのではないでしょうか?

本記事では住宅ローンのなかでもフラット35に通りやすいひとの特徴を解説します。

自分が通りやすいひとの特徴にいくつあてはまるか、確認してみてください。

仮にまったくあてはまらなくても大丈夫。対策を練れば審査に通る可能性はアップします。

対策用の記事は本記事の最後にご紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

注意点
スポンサーリンク

申込人の年齢

申込人の年齢は、30代~40代前半が通りやすい。

30代~40代前半は住宅ローンを組むうえではちょうどいい年齢と言えます。

理由は下のような特徴があるためと判断しています。

特徴
  • 勤続や収入が安定している
  • 結婚をしていて、環境の変化が少ない
  • 返済期間を35年で設定できる

20代前半のひとは厳しいかもしれませんが、20代後半なら上記にあてはまれば通りやすいひとと言えます。

50代以降のひとは借入年数が短くなり、定年後の返済計画についての確認も多くなります。

30代や40代のひとより、審査に通りやすい物件や多く借りすぎない資金計画など工夫して申込むことをオススメします。

年齢については下の関連記事もご参照ください。

申込人の職業

申込人の職業は、公務員や会社員が通りやすい。

フラット35では職業を9つのカテゴリーから選択することになります。

カテゴリー
  1. 自営業
  2. 公務員
  3. 農林漁業主
  4. 会社員
  5. 短期社員
  6. 派遣社員
  7. パート・アルバイト
  8. 年金受給者
  9. その他

このなかでわたしが通りやすいと思うベスト3の職業と選んだ理由をそれぞれ解説します。

今回、紹介する職業にあてはまらなくても通るひとはたくさんいますので安心してください。

1位:公務員

公務員は皆さんのイメージ通り(きっと)、安定した職業とみなされています。したがって断トツ通りやすい職業と判断します。

今まで申込みを受付けてきて、落ちたひとの記憶がないほどです。

2位:会社員

会社員は自営業・短期社員・派遣社員より安定した収入を継続的に受取れる可能性が高いため審査に通りやすいと判断しています。

また会社員のなかでも勤務先の規模に応じて、審査の通りやすさも変わります。

勤務先の規模が大きいほうがより審査に通りやすいです。

3位:年金受給者

年金受給者とは下のような年金を受取っているひとをいいます。

年金の種類
  • 老齢年金
  • 障害年金
  • 遺族年金

年金は定期的に国から受給しますので安定性・継続性が高い収入です。

申込として一般的なのは老齢年金(国民年金・厚生年金)です。

高齢のかたが受取る収入なので、審査に通りやすいのは意外かもしれません。

確かに単独では厳しいかと思います。

しかしだれかと一緒に申込むこと(収入合算)で、審査に通りやすい印象です。

そのため3位に入れさせていただきました。

申込人の業種

申込人の業種は、職業や勤務先の規模の組合せで通りやすさが決まる。

フラット35では業種を15つのカテゴリーから選択することになります。

カテゴリー
  1. 農林漁業
  2. 鉱業
  3. 建設業
  4. 製造業
  5. 電気・ガス・熱供給・水道業
  6. 運輸業
  7. 情報通信業
  8. 卸売・小売業
  9. 飲食店
  10. 金融業
  11. 保険業
  12. 不動産業
  13. サービス業
  14. 公務
  15. その他

業種に関しては、職業や勤務先の規模の組合せで通りやすさがかわると判断しています。

たとえば
会社規模 職業業種通りやすさ
大手企業会社員飲食店
中小企業パート飲食店

このように業種だけで審査の通りやすさに影響するとは判断していません。

唯一あまり気にすることのない特徴といえます。

申込人の勤続年数

申込人の勤続年数は3年以上が通りやすい。

勤続年数は3年以上あれば、収入の安定性・継続性に問題がないという見方をされやすいです。

たとえばキャリアアップのための転職をされている場合、直近2年間の年収に差があるひとがいます。

年収にバラツキがあると収入が不安定と判断されることがあり、審査に影響します。

フラット35では直近2年間の収入で審査をするため、3年以上働かれていると年収のバラツキが少なく安定していると判断されやすいです。

したがって勤続はなるべく3年以上が通りやすいという結論です。

ちなみに前職との関連性があるような転職の場合、勤続が短くても影響が少ないと判断しています。

申込人の審査年収

申込人の審査年収は400万円以上が通りやすい。800万円以上だと返済負担率がギリギリでも通りやすい。

まずはフラット35の審査年収にたいしての返済負担率(上限)の違いを確認しましょう。

(ちなみに返済負担率とは、収入と返済のバランスをあらわす数字(%)。収入にたいして多く借りすぎないためのルールです。)

返済負担率の上限
審査年収 返済負担率
400万円以上35%以下
400万円未満30%以下

このように審査年収によって返済負担率の上限は30%以下と35%以下にわかれます。

返済負担率はギリギリよりも、余裕があったほうが審査に通りやすいです。

たとえば同じ返済負担率(25%)の場合、審査年収が399万円のひとは5%しか余裕がないのにたいし、400万円のひとは10%の余裕があるとみなされます。

どっちが通りやすいかというと、10%の余裕があるほうが審査に通りやすいといった具合です。

したがって審査年収が400万円以上のひとは返済負担率に余裕ができやすいため、審査にも通りやすいと判断しています。

そしてわたしの経験上ですが、審査年収が800万円に近いひとは返済負担率(35%)がギリギリでも通りやすい印象です。

審査年収が800万円ときくと自分は対象外とおもうかもしれませんが、収入合算の申込みなら関係あるひともいると思います。

たとえば年収が夫(400万円)と妻(400万円)の収入合算(合計800万円)のケースなら、今の時代そんなに珍しくはないと私は思います。

ひとりでなかなか通らないひとは収入合算することも検討してみましょう。

申込人の家族構成

申込人の家族構成は、入居予定者2名以上の”夫婦の案件”が通りやすい。

フラット35では家族構成を6つのカテゴリーから選択することになります。

カテゴリー
  1. 夫婦のみ
  2. 夫婦と子供
  3. 夫婦と親
  4. 夫婦と子供と親
  5. 単身者
  6. その他

家族構成は1~4までの既婚者(夫婦)の案件なら通りやすいと判断しています。1~4の通りやすさに違いはないと感じます。

逆に5~6(単身者やその他)は通りにくいです。

6(その他)を選択するときは、”子供と2人で入居””婚約者と2人で入居”など1~5までのどれにも属さないときに選択します。

単身者やその他の案件が厳しくなったのは、不正利用の申込みが増えてからです。

ここでいう不正利用とは購入物件に自分が住まずに、第三者へ賃貸にだす目的(投資目的)で利用することです。

家族構成が”単身者やその他”のケースで不正利用が多発してしまったため、審査が厳しくなった背景があります。

したがって単身者やその他のケースより”夫婦の案件”のほうが通りやすいという判断をしています。

申込人の既存借入や信用情報

申込人の既存借入はないほうが通りやすい。信用情報はキレイなほうが通りやすい。

既存借入とは主に下のことを指します。

借入種類
  • クレジット(2回払い以上)
  • キャッシング
  • カードローン
  • リボ払い
  • 商品、サービスの分割払い
  • 住宅ローン
  • 奨学金
  • 事業用の借入(個人)などなど

※クレジット1回払いは申告の必要はありません。

これらの借入を現在利用中のひとは、”完済”もしくは”完済予定”で申込んだほうが通りやすいです。

理由は返済負担率に余裕ができるからです。例として下の表をみてみましょう。

借入金額返済期間年間の返済額既存借入(毎月)審査年収返済負担率
3000万35年1,137,864円0円400万約28%(上限35%)
3000万35年1,137,864円20,000円400万約34%(上限35%)
金利は1.7%で計算しています。

このように既存借入(毎月)が2万円あるだけで返済負担率がギリギリになります。

返済負担率は低いほうが、返済に余裕があるとみなされ審査に通りやすくなります。

よって既存借入は”完済”もしくは”完済予定”で申込んだほうが通りやすいという判断です。

あともう一つ審査の通りやすさに影響があるのが信用情報です。

信用情報は”個人の借入・返済状況、クレジットカードの支払い状況、携帯料金の支払い履歴”を記録した情報です。

この信用情報がキレイなほうが通りやすいと判断しています。

信用情報がキレイとはクレジットの1回払いも含め、毎月の支払に遅延や延滞がないことを指します。

遅延や延滞は信用情報機関に記録として残るため、お金を借りるうえで審査に影響します。

したがって既存借入が少なく、信用情報がキレイなひとは審査に通りやすいと判断しています。

おさらい

フラット35に通りやすいひとの特徴のおさらいです。

要点だけをピックアップします。

申込人の年齢は、30代~40代前半が通りやすい。

申込人の職業は、公務員や会社員が通りやすい。

申込人の業種は、職業や勤務先の規模の組合せで通りやすさが決まる。

申込人の勤続年数は3年以上が通りやすい。

申込人の審査年収は400万円以上が通りやすい。800万円以上だと返済負担率がギリギリでも通りやすい。

申込人の家族構成は、入居予定者2名以上の”夫婦の案件”が通りやすい。

申込人の既存借入はないほうが通りやすい。信用情報はキレイなほうが通りやすい。

いくつ自分にあてはまったでしょうか。

今回紹介した通りやすいひとの特徴にあてはまらなくても気を落とすことはありません。

フラット35は物件資金計画を含めた総合的な判断で結果がでます。

通りやすい物件の特徴通りやすくなる資金計画を知ることで対策が可能です。

通りやすい物件の特徴は下の関連記事をご参照ください。

通りやすくなる資金計画は下の関連記事をご参照ください。

少しでも通りやすい申込内容をしることで、審査に通る確率はアップします。

スムーズに住宅購入ができるようフラット35の理解を深めていきましょう。

ちなみにフラット35の申込先が決まっていないひとは、ARUHI(アルヒ)がWEBから申込ができて便利です。

審査は無料ですので、ぜひチェックしてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました