どうも現役フラット35受付担当の「B」です
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フラット35の事前審査で承認にならず、不安をかかえるひとも多いのではないでしょうか。
不安が大きいと前向きに住宅購入を考えることができず、購入を諦めてしまうひともいると聞きます。
しかし諦めるにはまだ早いかもしれません。なぜなら資金計画を工夫するだけで承認になる可能性があるからです。
本記事では事前審査で承認にならなかったひとへ、普段わたしが伝えている資金計画へのアドバイスをまとめてみました。
ぜひ最後までご覧いただき、住宅購入にお役立ていただきたいと思います。
資金計画(申込書)の内訳
資金計画は下の内訳のように記入欄がわかれています。
- 返済方法
- ボーナス併用払い
- 所要資金
- 借入金額
- 自己資金
- 返済期間
この内訳ごとに通りやすくなるアドバイスや個人的にオススメの設定を紹介していきます。
返済方法
返済方法は”元利均等返済”のほうが通りやすい。
返済方法は”元利均等返済”と”元金均等返済”のどちらかを選択できます。
名前が似ていてややこしいですよね。(すみません、両者の違いについては省略させていただきます。)
元利均等返済のほうが通りやすい理由は、若干ですが返済負担率が低くなるためです。
返済負担率とは、収入と返済のバランスをあらわす数字です。
低いほうが返済に余裕があるとみなされます。
そのため少しでも返済負担率を下げれるという面で、元利均等返済のほうが通りやすいと判断しています。
ちなみに住宅ローン控除を受けるひとにとっても、元利均等返済のほうがメリットを受けられやすいです。
ボーナス併用払い
ボーナス併用払いは審査に影響なし。
ボーナス併用払いの有無は審査に影響しないため、好きなほうを選択して問題ないと判断しています。
しかし個人的には無しをオススメします。
理由はボーナスは会社の売上によって左右されるためです。
借入期間を短く設定しているひとは、まだいいかもしれません。
しかし長期間だとボーナスをもらい続けられる保証はないと私は思っています。
ちなみにボーナス併用払いを利用すると、利息が増えることも理解しておきましょう。
所要資金
所要資金は低いほうが審査に通りやすい。
所要資金のとらえかたは下のように2通りあります。
- 物件価格=所要資金
- 物件価格+諸費用=所要資金
このように物件価格をそのまま所要資金として申込書に記入するか、物件価格に諸費用を上乗せした金額を申込書に記入するかを選択できます。
所要資金は低いほうが審査に通りやすいと判断しているため、1の物件価格のみを所要資金にするほうがオススメです。
特に中古物件を購入希望のひとへは、このようなアドバイスをすることが多いです。
所要資金を低くするためには、安い物件に変更して価格をおさえることも一つの方法です。返済負担率がギリギリのひとへは、よくこのアドバイスします。
借入金額と自己資金
借入金額は低いほうが通りやすい。自己資金は多いほうが通りやすい。
借入金額と自己資金はセットなので、一緒に説明をします。
借入金額が低いほうが通りやすいのは、返済負担率が低くなるからです。
返済負担率とは、収入と返済のバランスをあらわす数字です。低いほうが返済に余裕があるとみなされます。
そして自己資金が多いほうが通りやすいのは、自己資金割合が高くなるからです。
自己資金割合とは、所要資金のうちいくら(何%)自己資金を出せるかの割合のことです。
- 所要資金:3000万
- 借入金額:2700万
- 自己資金:300万
上のケースでは「自己資金を300万(10%)出せるよ!」となります。
この自己資金の%が高いほうが審査に通りやすくなります。
たとえば自己資金が倍の600万なら20%が自己資金割合という具合です。
自己資金を増やせば増やすほどに、借入金額も低くなり返済負担率の余裕ができるため相乗効果を狙うことができます。
資金計画のなかで一番効果のあり、承認へ近づける方法です。
結局のところお金の問題はお金で解決といったところでしょうか。自己資金が多いひとは有利です。
返済期間
返済期間はなるべく長く。できれば35年に設定。
返済期間は年齢が44歳までのひとなら35年間を設定できます。(親子リレーなら45歳を過ぎても設定可能)
返済期間はなるべく長く設定しましょう。
理由は返済負担率が低くなるためです。
下の表をご覧ください。
借入金額 | 返済期間 | 年間の返済額 | 審査年収 | 返済負担率 |
---|---|---|---|---|
3000万 | 35年 | 1,137,864円 | 400万 | 約28% |
3000万 | 30年 | 1,277,268円 | 400万 | 約31% |
同じ借入額(3000万)ですが、返済期間が違うだけで返済負担率がかわります。
返済負担率は低いほうが返済に余裕があるとみなされるため、審査にも通りやすくなると判断しています。
したがって返済期間はなるべく長くすることをオススメします。
ちなみに早く完済したい場合は、繰上返済(フラット35は無料)にて早く終わらせることができます。
おさらい
フラット35に通りやすくなる資金計画のおさらいです。
要点だけをピックアップします。
- 返済方法
- ボーナス併用払い
- 所要資金
- 借入金額
- 自己資金
- 返済期間
返済方法は”元利均等返済”のほうが通りやすい。
ボーナス併用払いは審査に影響なし。
所要資金は低いほうが審査に通りやすい。
借入金額は低いほうが通りやすい。自己資金は多いほうが通りやすい。
返済期間はなるべく長く。できれば35年に設定。
今回、紹介したテクニックのなかで一番効果があるのは”自己資金を多く出す”です。
ちなみに自己資金を多く準備できるひとは、ARUHI(アルヒ)のスーパーフラットという商品がオススメです。
通常のフラット35より低い金利で借りられます。
もし住宅購入にあてる自己資金が少ないひとは、安い物件に変更するなどして所要資金を低くおさえてみてましょう。
承認に近づけるかもしれません。
本記事で紹介した内容のなかで、試せそうなことがあればぜひチャレンジしてみてください。
ARUHI(アルヒ)ならWEBからも申込ができて便利です。
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